2025年第3回定例会一般質問要旨


台東区議会議員の松尾伸子です。本日、会派を代表して5点にわたり、一般質問させていただきました。

1.RSウイルス感染症について

RSウイルス感染症は、免疫力が低下した高齢者が感染すると重症化して肺炎のリスクが高まりますのでワクチン接種が推奨されております。また、感染リスクが高い乳児についても、妊婦が母子免疫ワクチンを接種することにより感染を予防することができますが、任意接種であり費用が高額になります。そこで基礎疾患等を有する高齢者や乳児に対する重症化予防を目的としたワクチンの接種費用の助成を行ってはいかがでしょうか。区長のご所見を伺います。

2.帯状疱疹ワクチンについて

国の定期接種対象者は65歳以上の高齢者であり、不安を感じていた50歳から64歳までの方については、暫定的な措置として本年度も区独自の費用助成がけいぞくされています。今後も引き続き、50歳から64歳までの方へも助成していただきたいと考えますが、区長のご所見を伺います。

3.外見ケアの拡充について

見た目の支援は、人の目を気にすることなく生活を楽しみ、仕事のモチベーションを上げていくことへの支援として大変重要であると考えます。区ではがん患者の方に対してウイッグ等の購入費用助成を行っていますが、がん以外の疾病や外傷によりウイッグ等を必要とする方や失った身体の一部の外見を補うエピテーゼを必要とする方がいるなど、助成対象や品目の拡充が必要と考えます。そこで、今年度から東京都の補助事業が拡充されたことを受け、本区においても、東京都の包括事業を活用して外見ケアの支援をいよいよ拡充してはいかがでしょうか。区長のご所見をお伺いいたします。

4.思春期の子供やその家族への支援について

10代のうちに健やかな生活習慣を身につけ、心身を元気に保つことは、健やかな大人になるために必須であります。さらに、自分の健康を損なうリスクを自分で知ることはとても大切な予防方法になります。不登校児童・生徒のケアや、何らかの生きづらさを感じ、社会になじめず、引きこもらざるを得ない方へのケア、また発達に関するさまざまな悩みを持つ方々やご家族への支援は、枚挙にいとまがなく、大変重要な課題であると考えます。飛騨市では、11歳~18歳、いわゆる「思春期」の子供を対象に、この時期ならではの様々な、不調や悩みについて、専門医が話を聞く「ヒダ×10代ケンシンを実施している。そこで本区においても、思春期の子どもやその家族への支援を一層進めるべきと考えます。区長のご所見を伺います。

5.まちなかへのベンチ設置について

本区は、令和3年3月に「ウォーカブル推進都市」となり「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の形成を目指しております。しかし高齢者の方々など、長時間連続して歩くことが困難な方を多く見かけますし、まちなかへのベンチ設置に対する区民よりのご要望を多くお聞きしております。本区においても、他自治体の取組みを参考に、区民や地域と協力しながら、区内の道路や沿道のスペースを活用し、ベンチ等を設置するなど、多くの区民が安心して「歩きたくなるまち」の実現に向け、取り組むべきと考えますが、区長のご所見をお伺いいたします。